[北京都 12日 リポート] - 米アップル(AAPL.O)は、中国で最新モデルのiPhoneの価格を最大510元（約68ドル）引き下げる異例のセールを開始する。この大幅な価格引き下げは、消費者が支出に慎重になっている中、華為技術（ファーウェイ）などの地元企業との競争において優位に立つための戦略と見られています。

同社のユルス社と呼ばれるグループによると、4日から7日までの間、指定の購入方法で購入した場合に割引が適用される。

「iPhone15シリーズ」は、799元から、「iPhone15プロ」は1999元からとなり、最も高い割引額は510元となる。

「iPhone15」と「iPhone15プロ」は4100元の価格設定となる。これにより、消費者にとって手に入れやすい選択肢となることが期待されています。

このセールが消費者に与える影響や、今後の中国市場におけるアップルの戦略についても注目が集まっています。特に、中国市場はアップルにとって重要な収益源であるため、競争を勝ち抜くための施策が求められています。

折しも昨年、新型コロナウイルスの影響から回復しつつある中国経済において、消費者の購買意欲が徐々に高まってきていることから、今回のセールはその後押しになる可能性もあります。アップルは、今後も魅力的なキャンペーンを続け、消費者の心をつかみ続けることができるか、注目されます。