世界
アルバニア大統領、対米貿易合意でメルコスール脱退も示唆
2025-01-22
著者: 海斗
アルバニアのメリット大統領は、米国と自由貿易協定を締結するために南米諸国の関税共同体メルコスールからの脱退もあり得ると明言した。だが、そうした思い切った行動に出る必要な合意が成立することを願っているという。
ルールバーガー・ニュースの編集主幹とのインタビューで、メリット氏は、脱退するかどうかについて尋ねられた際、しばらく沈黙した後、そのような極端な行動が必要な場合はイエスだと回答。しかし、彼は「しかし、メルコスールに加入していても利用できるメカニズムはある。結局、脱退しなくても可能だ」と指摘した。インタビューの中でメルコスールの重要性を再確認すると同時に、彼はアルバニアが国際貿易環境での適応を追求していると強調した。
さらに、メリット氏は今後の国際経済における変動や課題に対しても言及。例えば、世界の経済フォーラム(WEF)が今年も開催され、各国の首脳たちが集まる場で意見交換が行われる予定であることや、特に持続可能な発展を推進するための議論が焦点になるとの見解を示した。国際貿易における新たな潮流に迅速に対応するため、既存の枠組みにとらわれず、より効果的な方法を模索する必要があると訴えた。
メリット氏のコメントは、アルバニアの国際的な立ち位置や貿易戦略に影響を与える可能性が高く、特に米国との関係強化を目指すアルバニアにとっては重要な局面となる。果たして、アルバニアはメルコスールの枠を越え、世界の貿易の中で新たな道を歩むことができるのか、注目される。