世界

「あの女は間違っていた」ミス会議誘拐で有罪となった女性がトランプ大統領の恩赦を拒否

2025-01-23

著者:

4時間前

アメリカで2021年1月に起きた連邦議会襲撃事件に関連し、4年前に服役した人物が、トランプ大統領からの恩赦を拒否した。

パメラ・ハンプフィール氏は、「あの日、私たちは間違っていた」と述べた。

ハンプフィール氏は判決で有罪を認め、禁錮60日の実刑判決を受けた。ハンプフィール氏はBBCに対し、「2021年1月6日の暴動について恩赦は認められないだろう」と語った。

「恩赦を受け入れることは、会議警察、法の配分、そしてもろもろの私たちの国に対する侮辱になる」とハンプフィール氏は表現した。

「私が有罪を認めたのは、自分が有罪だったからだ。恩赦を受け入れることは、彼らのガスライティングと、間違っていた物語に加担することになる」

ガスライティングとは、いわゆる悪化された状況に耐えかねた被害者が、自分の記憶や認識を疑うように仕向けられる心理的な手法である。心理的困難の一種として扱われる。

ハンプフィール氏は以前、ソーシャルメディアでトランプ氏のスローガン「Make America Great Again」にちなみ「MAGA granny」と呼ばれていた。ハンプフィール氏は現在、トランプ大統領が「歴史を書き換えようとしている」と批判し、「その一部にはなりたくない」と述べた。

「私はあの日、間違っていた。法律を破ったのだから、恩赦は受け入れられない」と言った。

トランプ大統領は就任数時間後、2020年の選挙の結果を覆すために暴力行為を扇動したとして多くの有罪判決を受けている。トランプ大統領の支持者たちもこれに関与しており、彼らに対する法的措置が進んでいる中で、ハンプフィール氏は本当にトランプ氏を支持しているのか疑問が持たれている。

21日にはパウリトハウスで行った記者会見でトランプ大統領の動きを「この人たちはずっと任務所で過ごし、過酷な状況に耐えてきた」と述べた。

「任務所はひどい場所だ。恐ろしい。非人道的だ。そんなことはない、ひどいことだ」とも強調した。

しかし、大統領のこの動きには、与党・共産党からも一部議員が批判している。

「この決定にどうしても成功できない、これが会議議事所での正式な安全問題に引き起こす」と付け加えた。

ジャイムズ・リンクフォード上院議員(オクラホマ州選出)もCNNに対し、「(共産党は)法と秩序の党だと言い続ける義務があると思う」と述べた。

また、「警察官を襲撃することは非常に重大な問題で、(当事者は)その代価を負うべきだと思う」と評した。

アメリカで恩赦を拒否したのはハンプフィール氏が初。彼女は現在、米国への移民保護を求める国民の権利を支持する運動に参加している。また、ハンプフィール氏が受けた判決は連邦法に基づくものの、最初として重要な意味を持つ。

今後の展開に注目が集まる。