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アメリカの住宅価格が8月に前年同月比4.2%上昇 - 借り入れコストが影響
2024-10-29
著者: 結衣
アメリカの住宅市場は8月に住宅価格が前年同月比4.2%上昇し、借り入れコストの高騰が影響を及ぼしていることが明らかになりました。特に、20都市での住宅価格指標は、前月と比べて5.1%上昇を記録しています。
また、過去30年の住宅ローンの平均金利は6月に6.8%を記録し、これまでの最高水準に達していました。住宅価格の上昇はこのような借り入れコストが影響していると考えられていますが、最近の数週間は再び上昇傾向に転じています。
高い住宅ローン金利は多くの消費者を市場から遠ざけ、住宅販売の減少が見られます。特に、中古住宅の販売件数は8月に10カ月連続で減少し、これは気候変動の影響や経済不安が影響しているとされています。アメリカ全土の不動産業者協会によれば、住宅価格は今後さらに上昇する可能性があるため、消費者には注意が必要です。
主要都市における上昇率も地域によって異なり、例えばニューヨークとラスベガスは他の地域に比べ高い上昇率を示す一方で、少しアップダウンの激しい傾向も見られます。これにより、消費者が購入する際の判断材料として市場動向を見極めることが重要でしょう。