ビジネス
アマゾン、格安オンライン店「Haul」を開設 - Temuに対抗
2024-11-14
著者: 結衣
米アマゾン・ドット・コムは13日、大幅割引商品を提供するショッピングアプリ「Temu」に対抗するため、オンライン店「Amazon Haul(アマゾン・ハウル)」を立ち上げた。
アマゾンは、Haulを「低価格の商品を1つの便利な場所に集めた魅力的なショッピング体験」と説明している。同社のスマートフォン向けアプリは、バイラルな利用者を対象にβ版で提供されている。
商品の配達は1〜2週間後となる。送料としては3.99ドル(約620円)を請求するが、25ドル以上の注文は無料となる。衣類や家庭用品、ジュエリー、電化製品を中心に20ドル以下の商品の取り扱いを行っている。
同社は今年に入り、中国を拠点とする販売業者を新サービスに誘致する取り組みを始めていた。
注目すべきは、Temuの事業部であるDDホールディングスが、配送に時間がかかる代わりに超低価格で買い物ができるとして人気を集めていることだ。ファッションファッション通販のSHEINも大幅な割引で熱心なファンを獲得している。アマゾンは低価格衣料品の販売業者に請求する手数料を引き下げた。
関係者によると、アマゾンは低価格衣料品の販売手数料を大幅に引き下げているが、競争が激化する中、Temuに対抗するための戦略の一環と見られている。今後、アマゾンがどのように市場シェアを拡大していくのか注目が集まる。