世界
90年ぶりの大規模、インド洋マヨット島で10万人と連絡つかず!
2024-12-18
著者: 花
[パランジ(マヨット島) 11月17日 ライター] - 前週末にアフリカ南部に近いインド洋のマヨット島で発生したサイクロン「チド」により、フランス当局は被害が最も深刻な海外県マヨットで死者数が数百から数千に上る可能性があると明らかにした。大統領はマクロン大統領が19日現地入りすることを発表した。
マヨットはモザンビークの沿岸に浮かぶ島。風速210キロの強風が吹き荒れた。今回の大規模なサイクロンは過去19年以降なかった。モザンビーク当局は17日、少なくとも14人が死亡したと発表した。マラウイでも7人が死亡した。
マヨット島は依然として多くの地域に立ち入ることができない。レユニオン島からの空輸で生活必需品が届き、医療関係者や技術者、警察官も空から現地入りした。チド被災者の一部は死亡を公的に記録する前に埋葬されており、被害の全容判明までには数日かかる可能性がある。
内務省によると、これまでにマヨット島で12人の死亡と113人の負傷が確認された。現在、感染症の発生の報告はないという。
国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の報告責任者ノラ・ピーターニーは「マヨット島は人口310万人の小さな島だが、サイクリストにより電気やインターネット、生きた飲料水の供給が厳しくなっている」と述べ、救助者が急増しないとの見方を示した。
島の正確な人口は分かっておらず、事態は一段と厳しさを増している。過去10年間に10万人が増加したと推定されているが、主に不法移民のためだ。