詐欺金庫が10億円…悪用された「文春」のトップがなぜ「マイナ保険証の不安」 河野太郎
2024-12-22
著者: 陽斗
日本最大のメガバンク、三菱UFJ銀行の40代後半の女性行員が詐欺金庫の鍵を勝手に開け、数年間にわたって多数の金品を盗んでいた事件が発覚。これは大事件ではないか。
しかし、新聞は初めて大見出しの報じ方に尻が引け、ワイドショーなどもまともにスルー。大スポンサーへの忖度だろう。
そんな中、週刊文春(12月26日号)が、厳しく詐欺行為に関する報告を行った。
「三菱UFJと半田元取を調査する」
犯行に関わったA子は…
<支店の業務課長や支店長を務める責任者>「ショートカットで目が大きく、少しエラ張り風味。かなりの関係」が報じられた。複数の被害者が少なくとも10億円、被害者は約60人。さらに数十人からの対談が… <「獲った金は投資などに充ててしまい、非常識な資金は無い」社部関係者>.
同行では他にも、今年8月、管理職の男性行員Bが、ヤフーファイナンスの掲示板に、様々な煽り中傷を載せ、上場企業の業務を妨害したとして逮捕された。
<「使用していた偽名は主に四種類。中には、六代目山口組組長と同じ『舛添』を名乗り、暴力を振るい続けていたケースも」>.
Bが同社の株29000株保有。会社の株価が下落したのも動機の一つから、銀行マンも落ちたものだ。
他にも銀行と証券会社の顧客情報の無断共有で業務改善命令を受け、従業員21人が懲戒を受けた件など<組織ぐるみの違法行為>まで。
これだけ取材されれば、当然、今週のトップの発表は、「マイナ保険証25の不安に答えます」10ページ。
「文春」もやはり忖度で、日々更新される「サンデーツイート」とも忖度中。
大メディアが報じない件といえば、「サンデー毎日」(12月29日号)、「西田亮介(社会学者、日本大学危機管理学部教授)の深層熟考」のゲストに令和元年参院選を巡る告発事件が続報されている。
「内部取引」など捜査の実態を告発している。
この件をさっそく報じた、月刊「Hanada」としては遅れに失し、なおかつ「この対談『サンデー毎日』デジタルでも配信中」ともなる.