FA殿下の巨人移籍は「野球人生の中でも最大の分岐点」〜球界に衝撃を与える選手が出る!
2024-12-18
著者: 葵
ソフトバンクの渡邉選手が18日、1軍への不退転の覚悟を示した。今シーズンまで不動の正捕手だったFA選手も国内フィリーエージェント(FA)権を行使して巨人に移籍。6年目の今シーズンは1軍出場なしに終わった若者は「野球人生の中でも最大の分岐点だなと思います」と語りかけている。
今シーズンは渡邉が8年連続で100試合以上出場する一方で、5年目の海野隆太選手が38試合でスタメンマスクを被り、9年目の谷川原健太郎選手が2軍で経験を積むなど、球団も「ポスト渡邉」の育成を進めていた。しかし、現在の正捕手争いは横一線である。
移籍が決まってからも彼の心境が揺らいでいる。「やっぱり渡邉さんがいる時にポジションを奪いたいっていうのはあった。それはかなり辛くなっていた。」2022年に福岡戦で森下投手か二者連続アウトを記録するなど期待感が高まっていたが、この2年間は1軍で出場機会を得られずに苦しんでいた。
超えられなかった大きな壁から技術面で直接教わることはなかったが、多くのことを学んだ。「ピッチャー想いは本当に感じられた。ひとつひとつの行動や発言も、余裕があるってことなんだと思った。」ひとつひとつの成長を自らの成長に繋げた。
ライバルとの競争に勝つだけでなく、チームを勝利に導くという責任が正捕手に求められる役割である。この日は彼自身プチ遠征を終え、来季への準備を進めている。「渡邉さんがいなくならなければ優勝できないというのがまさに心の中で引っかかっていたことだと思う。」くやしさを胸に次のステップへ。
次回は新たな環境での挑戦が待っている。渡邉選手は、「捕手選手がいなくなった今、1軍にあがれたら蓄えたものをしっかり出していきたい」と意気込んでいる。来季はFA選手が新たなスタートを切る年。そして、その舞台はいつもより大きな期待をもって迎えられるだろう。選手としての進化を期待したい。