10月16日午前9時半頃、兵庫県淡路市六甲町の市道で、トラックを止めたまま動き出した神戸市内の男性会社員（47）が、無人のまま後進してきたトラックに轢かれ死亡が確認された。現場は急な坂道で、トラックは数十メートル進んだとみられ、男性は全身に強い衝撃を受けていた。

目撃者によると、男性はトラックを止めた後、動き出すトラックの動きに気づかず、轢かれてしまったという。近くにいた友人も一緒にトラックの電気機器を搬入する作業を行っていたが、彼は無事だった。

事故を受けて、県警はトラックの運転手に対する調査を行っており、無人のトラックが動き出した原因を追求している。専門家によれば、急な坂道に駐車した際にブレーキが緩むことがあるという。

このような事故を防ぐため、運転手は駐車時に常に車両が動かないように周囲を確認することが重要だと警鐘が鳴らされている。特に急な坂道では、ハンドブレーキの効果を確認することと、タイヤの向きを路肩に向けることが推奨されている。

この事故は、無人で動く車両の恐ろしさを再確認させる出来事として、交通安全に対する注意喚起を促すものとなった。