2球団で大規模「6選手交換」トレード...異例の移動ラッシュ「こんなことあるんだ」
2025-01-19
著者: 桜
楽天とヤクルトの間で6人の選手が交換されました。
楽天は17日、楽天モバイルパークでヤクルトからトレードで獲得した今野勧投手と、国内フリーエージェント(FA)権を行使してヤクルトへ移籍した栗原大介選手の人的補償として獲得した小森翔平選手の入団会見を行いました。今オフに球団間で合意した6選手のトレードが行われ、ファンからは「トレード祭りやん」「こんなことあるんだ…」などの注目を集めています。
ヤクルトは楽天からFA権を行使して受け入れた選手に対して、村上宗隆選手が今オフにポスティングシステムでのメジャー移籍を考慮していることもあり、楽天の全ポジションを守れる選手を確保することができたのは大きな一手とされています。楽天は小森選手を獲得したことによって、3年間の昨季は2軍で110試合に出場し、打率.252、12本塁打23打点の成績を残しました。さらに、24歳であり、今後の成長が期待できる選手となります。
他にも、楽天はヤクルトに戦力外となった柳田悠岐選手と育成契約を締結。2019年ドラフト4位で楽天に入団するも、5年間で打率.230、出場機会が限られ、戦力外の憂き目に遭います。その後、ヤクルトでの修行を経て再び楽天に舞い戻る形となりました。1月には楽天は大地と下位指名選手をトレードでヤクルトに送り込み、他にも自ら育成契約を結んだ選手の上昇に目を向けるチャンスとなったとされています。
昨年12月の現在ドラフトでは、楽天は伊藤裕季也選手を指名。2021年ドラフトで楽天からヤクルトに移籍した一軍入りを果たしており、今後の活躍が期待されています。特に、今季のトレードが成績に影響を与えるか注目される中、楽天は来季にむけての新たな戦力強化へと動き出しています。また、オフにはトレードのために様々な選手の動きが加速する見通しです。収束の見えないトレード劇が球界に新たな風を吹き込んでいます。