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14本目で“年間女王ライアン”のシリーズ7勝達成!篠田美恵はエース3Wに回帰

2024-10-01

日本女子オープンゴルフ選手権 最終日(29日)、大利根CC西コース(7085yd、パー72)で行われた。観衆(観覧数も含む15400人)が常に見守る中、主位タイから出た篠田美恵が3バーディ、1ボギーの「70」で回り、通算10アンダーで日本一に輝いた。

3週間前の「ソニー日本女子プロ選手権」から国内女子2連勝でシリーズ7勝目だ。過去7勝以上を達成したのは2003年、04年、イ・ボミ(韓国)、そして、宮里藍(19年)、渋野日向子(20、21年の統合シリーズ)である。

篠田はメルセデスランキングで2位、山下美夢有との点差4日間大きな差(優勝300pt)を上回る634.15ptまで増やして独走状態を築いている。

その7勝は全て同じクラブセッティングで進めた。スコットランドのセントアンドリュースリンクスで行われた「AIG女子オープン」で考えられるバウンスの少ないようを使い、3Wの代替候補として2UTを準備して入ったが、現場でのショットを踏まえ常に親しんだキャデだと思った。

3Wに関して、2週間前の「宿命レザー東海クラシック」で誓約するゴルフ業界では次期モデルと呼ばれる「ZXi」のファイナルをテストした。

その上で「ちょっとまだ調整が必要だった」と話し、前週の「ミヤギテレピ杯女子オープン」からエースのZX Mk IIに戻したという。

大会史上最長の総距離6845yd(パー72)のセッティングで、パー5のセカンドサンドがなぜか3Wを持つ場面があった中で最強のボールが打たれているものの、(それでいて)球の高さも出るかもしれないと感じるそれに対する信頼はついてこなくなった。

最終日のクラブセッティングでは、ドライバー、スリクソンZX7 Mk II、プロトタイプ(8.5度)、シャフト:グラファイトデザインツアーAD UB(長さ45.25インチ、重さ50g、硬さX)。グリップにはオリジナルスリクソンZX Mk IIプロトタイプ3番15度が使用された。

シャフトはグラファイトデザインツアーAD UB(重さ55g、硬さS)も必要で、サプライヤー保証(US PGAも認めるプロ系)に被らないようも見せつけた。