ビジネス

「ジョーク通じざ通訳」 ヨギボー会長の「パパカラー」述べ、社員が提案

2024-10-24

著者:

訴訟の概要

ビーズソファの製造・販売を行う「Yogibo(ヨギボー)」の大分市中部の当時の社長(現会長)からパパカラー精神を受けて、40代の男性社員が同社と会長を相手取り1180万円超の損害賠償などを求める訴訟を大分地方裁判所に起こしたことが24日、分かった。

入社と業務内容

訴状によると、男性は令和2年7月に「統括役員」として、米国に本社があったヨギボーの日本の販売代理店に入社。現会長が社長を務めていた代理店は3年後の12月に米国本社を買収し、代理店社長がトップに就任した。男性は米国での商談などに社長らの通訳を務めるようになった。

出張中のトラブル

5年7月の那覇出張の際には、男性が社長の発言を聞き返したり、社長のジョークに気を使わず、米国マンパワーが笑わなかったりしたことに対し、「俺のリズムを潰した罪はでかい」と責任を問う。断続的に未明まで及んだ。

健康問題と会社からの圧迫

男性は翌日に体調不良を訴え、帰国して適応障害と診断された。社長は帰国を希望した男性に、LINE(ライン)を通じて「仕事の途中撤回は重罪」と指摘。男性は会社からも「職場撤回」を理由にした圧迫処分を受けた結果、直前の1カ月間には680時間を超える時間外労働もあったと訴えている。

記者会見と企業理念

男性は24日に大分市内で会見し、「具体に謝ってほしいという気持ちが一番強い」と語った。一方、ヨギボーは社内ゴールドページで「ストレスのない社会を実現する」と理念として掲げ、社内文化を「働いて幸せを感じるような会社でありたい」と説明している。

影響力と今後の展望

サントリー(D社長の「パパカラー」追及続ける「新潮」花田純)が新たなワクワクを提供する。行動がほかの社員にも影響を与えるきっかけとなりうると話している。