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「中央線グリーン車」はどれだけ「儲ける」のか?特急車両の投入効果を試算
2024-12-24
著者: 海斗
JR中央線の特急「はちおうじ」や「おうめ」の導入が始まりました。これにより、グリーン車のサービスが強化され、特急列車が導入されることで運行される具体的な影響や収益性に注目が集まっています。
グリーン車の導入にあたっての投資額は7460億円で、さらなる収益の向上が期待されます。JR東日本は2025年7月15日(土)から中央線快速と青梅線でグリーン車の運行を開始する予定です。これに伴い、東京都内の混雑緩和や利便性の向上が見込まれています。
導入されるグリーン車は、2階建て車両が57編成(114両)製造され、そのうち10両編成または12両編成の形態で運行されます。特に、2024年10月から12月には運行が開始される計画です。
グリーン車のサービスは、東京〜大月・青梅間で展開され、安全性を考慮した改修工事が行われます。また、車両基地の改革によって、車両数の増強がなされ、駅間での乗り換えも円滑になります。
このような取り組みにより、車両の製造コストや改修コストが膨らむ一方で、利益を生むための施策も進められています。さらに、JR東日本は2023年度の決算資料を基に、中央線グリーン車にかかる投資額が7460億円であることを発表し、年間480億円の増収効果を見込んでいるとしています。
果たして、グリーン車の導入がもたらす収益性はどの程度のものになるのでしょうか?この貴重なデータから、今後のJR東日本の財政状況に注目が集まります。グリーン車の運行が本当に「儲ける」ことができるのか、その実績が待たれます。