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【中日】「エグッ」「消えた」ドラ1金亀夢斗が予定外の初ブルパン、捕手役吉田も驚きの投球

2025-01-15

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中日ドラゴンズのドラフト1位金亀夢斗投手(21=関大)が15日、ナゴヤ球場内ブルペンに入り、初めてマウンドの傾斜を使って18球を投げ込んだ。

新入団選手合同自主トレ初日に予定外の「初ブルペン」を披露した左肘は「吉田が傾斜を使って投げるというので、自分も確認しようかなと。遊び感覚で投げたもので、変化球の感覚も養えた」と振り返った。

同じく初ブルペンに入ったドラ2位吉田亮投手(22=西濃運輸)の捕手役を務めた後、入れ替わってマウンドへ。軽めの立ち投げから、ストレート、カーブ、ジャイロスピンを投げ込むと、最後はやはり力のこもったストレート。「えぐっ!」と声を上げた吉田との息もぴったりだった。

合同自主トレ開始前に行ったキャッチボールで「カーブが消えた」と金亀が驚いたように、バッグでの練習やストレッチ、キャッチボールで感覚をリセットしながら、マウンドの感触を得ていく様子が伺えた。この日は「バン! ドン!」という感情でした。強いです。ボールが肩から飛び出していく感覚でした」と、金亀は特有の言葉で表現した。

昨年5月に発症した肘の骨折の影響を感じさせない初ブルペンにもかかわらず、金亀は「まだまだこれからです。キャンプでしっかり投げられるように段階を踏んで鍛えたい」と、目を輝かせた。この言葉から、さらなる飛躍を期待させる内容となっている。

現在、注目の若手投手たちが集うなか、その成長と活躍に期待が寄せられる中日ドラゴンズ。金亀と吉田のコンビが投手陣の中心として成長することができるのか、シーズンへの期待が高まる。次の試合でのパフォーマンスが今から楽しみだ。