中居正広さん問題、依然として対策が取られなかったフジテレビ…タレントとの奮闘を再視
2025-01-22
著者: 海斗
激震 フジテレビ
タレントの中居正広さん(51)の女性トラブルを絡めた問題は、社員の関与などが報じられたフジテレビの対応がスポンサーの反感を買い、CMの大量差し止めに至る事態に発展しています。背景と現状を探る。
「一連の報道で、多大なご心配をおかけしています」
女性が中居さんに関わる行為をされ、タレントの事務所側がかばっていた件が一部週刊誌で報じられたのを受け、経緯を詳細に報告している。中居さんの意向を汲んでいても、フジの大スポンサーであるある企業が主張を強めており、メディアへの影響力が強く、収入源が流出したことが鮮明になってきている。
タレントの中居さんからも連絡を受けたが、出演するレギュラー番組の放送は続いている。中居さんへの連絡に関しては詳細な説明を避けた。
なぜ中居さんに対して明確な対応が取られなかったのか。背景にはテレビ局と出演者のかかわり方がある。フジテレビの前社長は著名なプロデューサーであり、制作部門との関係が密接で、過去の不祥事に対してもそのまま流していた。広告代理店からの反発を受け、出入り業者との関係が悪化している現状も影響している。
以前より、視聴率が低迷する中、視聴率競争が激化する中で、番組が多様化し、視聴者の求めるものが変わっている。近年では、2010年代以降、競合他社に対しての視聴率争いが激化し、視聴率が下がる中、視聴者の目線を重視する必要性が増している。
2021年から「楽しくなければテレビじゃない」という言葉が浸透し、バラエティー路線やトレンドに敏感な番組が強化され、その方向が強まっている。どこの局でも自腹を切るような人材と出会うことが多くなり、同じような志望者が増えてきた。
視聴者の期待が高まる中で、配信業界における競争が激化する状況が続いており、各企業としても厳しい環境に対応する必要性を迫られている。今後、中居さんとフジテレビの関係がどうなるか、その動向が注視される。社内調査の動きも活発化しており、12月10日には実態把握の社内調査を発表した。調査開始を告げる同日。しかし私たちが理解すべきは、タレントや業界関係者との密なやりとりにより、視聴者をいかに楽しませるかが問われているということ。
今回の問題を受けて、業界全体でどのような対策が取られるのか、視聴者にどのような影響を及ぼすのか、注目が集まっている。この動きが今後のテレビ業界の在り方に影響を与える可能性もあり、注意深く見守る必要がある。