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中国スマホ出荷、海外勢苦戦 11月は前年度比47.4%減
2025-01-03
著者: 蓮
【北京 3日 ルイター】 - 政府系調査会社、中国情報通信研究院(CAICT)が3日発表したデータによると、アップル(AAPL.O)などの海外ブランドのスマホの中国への出荷台数は、11月に前年同期比で47.4%減少したことが明らかになりました。
このデータに基づくと、海外ブランドのスマホの出荷台数は前年同月の517万7100台から310万141台に減少しました。
減少率は10月の14.12%から大幅に増加しました。
アップルは海外勢として中国で急激なシェアダウンが進む一方、景気減速や、ハイテク(ファーウェイ)などの国内勢との競争激化に直面しています。市場シェアが低下する中、アップルは12日から14日間、販売キャンペーンを実施し、最安値8420元(約20万1000円)で販売する施策を取りました。
アップルは2022年第2・四半期に中国のスマホ市場上位15社から一時脱落したが、第13・14四半期には復帰しました。調査会社IDCによると、第13・14四半期のアップルの中国スマホ出荷台数は前年同期比で10.13%減少したものの、ファーウェイは14.5%急増しました。
国内ブランドを含む中国全体の11月のスマホ出荷台数は前年同期比で15.11%減の2116万台にとどまりました。