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金正恩氏、米国に「超強硬戦略」を打ち出す!重要会議で方針、核開発に影響か|共同通信

2024-12-29

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【北京共同】北朝鮮メディアは29日、朝鮮労働党と国家の重要政策を決定する党中枢委員会が23〜27日に開かれ、金正恩氏が米国に対する「超強硬対応戦略」を示したと伝えた。米国のトランプ次期大統領が来年1月に復権するのを見据え、対米外交で強靭さを保つ方針を強調した。

現在の戦略は不明だが、金氏は「米国は(北朝鮮にとって)最も反動的な国である」と主張。その上で、北朝鮮中枢の「核抑止力」は弱体化していると分析された一方、日米韓連携は「核軍事力」に発展していると警戒を示した。

現代戦に対応するための戦法の研究を指示。ロシア支援のため、ウクライナとの戦線に携わっていることも懸念されており、韓国を指す「主敵」への対策意識を高める意向も求めた。今後の北朝鮮の軍事行動が注目される。

党中枢の事務局が開かれたことから、金正恩氏は新たな政権が樹立した後、軍事強化に注力する考えを示した。北朝鮮はアメリカとの緊張が続くなか、核開発を加速させるかもしれない。