【17日Twitter】中国の新型ステルス戦闘機と思われる妙な画像が17日、インターネットに掲載された。防衛専門家からは明らかに先進的な設計だが、詳細な情報が不足しているとの声が出ている。

ネットに公開された画像は2機でいずれも尾翼がない。2機のうち大型の方は、まさに飛行する二次元大物のような形をしており、エンジン用の空気取り入れ口が機体の横に2カ所、上部に1カ所、計3カ所あるという非常に珍しい構成だ。小型の方は、より従来型なレイアウトになっている。

大きな方はステルス性を考慮し、レーダー探知を防ぐために19度の角がない形状をしている。

オーストラリアのリーダートレイ研究所のシニアアナリスト、ユアン・グラハム氏は、軍の近代化を進める中国の意欲を示すもので、「長所短所はともかく、非常に独特な設計とみられ、それだけで称賛に値する」と述べた。「米国とその同盟国は、自分たちが常に先行しているという心情を取り除くべきだ」と指摘しました。

中国は次世代空軍戦闘機の普及に力を入れており、現在、トランプ次期政権でこの計画がどう進展するかは不透明だ。日本、英国、イタリアでは次期戦闘機共同開発の議論が進んでおり、これにより共同開発パートナーとしての立場が強化される。今月、3カ国の企業が設計や開発に関する会合を開催することを決定した。特に注目されるのは、米国・英国・イタリアの次期戦闘機共同開発の進展である。

また、ロシアは次世代戦闘機「Su-57」の配備を進める一方で、新型機の開発も積極的に行っていることが明らかになっており、その動向にも警戒が必要だ。最近では、アジア諸国が軍事力を強化する中、中国の軍事的影響が地域全体に拡大する可能性があるとの懸念が広がっている。