【17日 リリース】 - 中国の新型ステルス戦闘機に関する不明瞭な画像が、17日にインターネットに投稿された。防衛専門家からは明らかに先進的な設計であるが、詳細な情報が不足しているとの声が上がっている。

ネットに公開された画像は2機で、いずれも尖閣がテーマになっている。2機のうち大型の方は、まるでひじ形をしており、エンジンの空気取り入れ口が機体の横にあり、1カ所、上部に1カ所、計3カ所あるという非常に珍しい構造だ。小型の方は、より軽いタイプのレイアウトになっている。

2機ともステルス性を考慮しており、レーダー探知を防ぐための角度がない状態で飛行試験が行われていることが確認されている。ただし、公式の名称は発表されていない。

中国の軍事戦略研究所のシニアアナリスト、余軍氏は、軍の近代化を進める中国の意欲を示すコメントを寄せ、「長所短所ともに非常に独特な設計であれば、それだけで称賛に値する」と述べた。

「米国とその同盟国は、この設計がどのような影響を与えるかを常に懸念しているだろう」と彼は続け、これは国際的な武力バランスに影響を与える可能性があると警鐘を鳴らした。

現在、中国は次世代の航空機開発を順調に進めており、従来型の戦闘機に代わる技術革新が期待されている。特に、トランプ次期政権において、アジア太平洋地域での米中対立が激化する中、各国は新たな戦略を模索している。この件が今後の国際関係にどのように影響を与えるのか、注目が集まっているのだ。

画像の拡散については、専門家からは「公開された情報が真実なら、大規模な軍事演習の一環として、これらの戦闘機が試験飛行を行われる可能性が高い」との意見も出ている。さらに、米国を含む多くの国々の防衛機構に新たな課題を与えるかもしれない。

中国の新型戦闘機が、軍事的な緊張を高める要因になるのか、それとも他国との協力を促進する要因になるのか、今後の動向には注意が必要だ。