【東京 1月18日】 – 防衛省統合幕僚監部は1月18日、中国海軍の空母「遼寧」と3隻の艦船が日本の接続水域に初めて入ったことを発表しました。中国の空母が日本の接続水域に進入するのは、これが初めての確認です。

統合幕僚監部によると、1月17日の午後7時ごろに3隻が魚釣島の北西約210キロの海域を航行していることが確認されました。この3隻の艦船は、1月18日にかけて南へ向かって進んでおり、沖縄県の与那国と西表島の間の海域に達しました。

接続水域は領海の外側、12海里（約22キロ）に位置し、特定の法的権利を持つ地域ですが、国家の領土としては認められていません。日本政府によると、こうした中国の活動は近隣国との安定を脅かす可能性があり警戒が必要です。

魚釣島は日本の領土であり、依然として領有権を巡る争いが続いています。中国は最近、南シナ海や東シナ海での活動を強化しており、その動向を注視する必要があります。専門家は、今回の空母の接続水域への侵入が今後の地域の安全保障に与える影響について懸念を表明しています。

日本政府は、引き続き自衛隊の監視を強化し、国家の防衛を確保する姿勢を示しています。また、周辺国との連携を深めることで、中国の軍事的動きに対抗していく意向を明らかにしました。これにより、地域の平和と安定が維持されることが期待されています。