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中国経済が正念場を迎える…このまま行けば長期停滞に陥る可能性大!
2025-01-20
著者: 蒼太
中国経済の現状
中国経済は現在、正念場を迎えており、その主な理由として次の2点が挙げられます。
不動産バブルの崩壊
1つ目は、言わずと知れた不動産バブルの崩壊です。国内総生産(GDP)の3割を占める不動産業は、急速に冷え込んでおり、その影響で不動産関連企業が次々と倒産しています。特に、著名な不動産開発企業の破綻が続き、経済回復の見通しが立たない状況です。中国国家統計局の発表によれば、昨年同月比で不動産投資は前年度の同時期から10.4%も減少しました。
消費低迷の深刻化
2つ目は、消費低迷の深刻化です。昨年春には新型コロナウイルスの影響で期待されたV字回復が果たされませんでした。その理由は、長引く不動産バブルの崩壊による「逆資産効果」が大きな要因です。多くの中国人は資産の代わりに住宅を購入していたため、居住用物件の価格が下落すると彼らの資産価値も減少。これにより、消費を抑えざるを得ません。
経済成長率の予測と今後の展望
今年の経済成長率の予測が低迷する中、専門家たちは政府に対して更なる経済改革を促しています。特に、消費・投資の増加を図るための政策が求められています。一方で、国際的な経済情勢も影響を及ぼしており、米国との経済摩擦が続いていることから、回復の道筋が見えてこないのが現状です。
国民と企業の役割
中国経済がこのまま長期停滞に陥ることがないよう、国民や企業には忍耐と協力が求められています。果たして中国はこの危機を乗り越え、再生への道を歩むことができるのでしょうか?