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中国共産党、ナイフの刃を内側に向ける勇気を要求

2024-12-17

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[北京 16日] - 中国の習近平国家主席(共産党総書記)は、16日に発表された党機関紙「求是」に掲載された文書で、悪影響を適時に排除するためには「ナイフの刃を内側に向ける勇気を持たなければならない」と述べた。これには、腐敗官僚らを追及するよう改めて呼びかける意図がある。

同記事は、党内の腐敗問題を根本的に取り扱う必要があることを強調し、国家権力の構造や特権階級が党員に何をもたらすかを指摘した。利権集団、権力構造、特権階級によって、党員が「食い物」にされる状況を変える必要があるとの考えが示された。

また、習主席は、この腐敗問題に対抗するためにもっと強力な措置を取る必要があると警告した。これにより、中国共産党内部の改革が進む可能性が示唆されている。政府の透明性を高めるための取り組みが求められ、党員が道徳的責任を果たすことの重要性も強調された。

現在、中国国内では腐敗撲滅に向けたさまざまな運動が展開されており、習近平政権はその強硬な姿勢を続けている。今後、どのような具体的な施策が実行されるか、注目が集まっている。さらに、新たな腐敗撲滅キャンペーンが始まる可能性もあり、党の内部改革が進展するかどうかも、重要なテーマとなるだろう。