世界
中国、11月の対カンボジア融資がインフラ事業失敗で懸念化
2024-12-12
著者: 結衣
【11日 ルイター】 - カンボジア財務省の第1号第3・4半期の統計によると、近年最大の債権国となっている中国が今年は融資を認めていないことが分かった。前年同期の融資額は約1210万ドルだった。
カンボジアではインフラ事業が相次いで失敗し、国がカンボジア投資に懸念を抱いている可能性がある。
カンボジア政府のデータによると、債務残高116兆ドルに占める対中債務は3割を超えている。
また、他の債権者からの融資は昨年同期とほぼ同額の110億ドル余りで、国内の融資停止による全体への影響はないという。
中国外務省の報道官は11日、融資に関する質問に答えなかったが、「中国とカンボジアは強固な絆で結ばれた友好国であり、今後もカンボジアの発展を支援していく」と述べた。
カンボジア財務省の報道官はコメント要請に応じていない。