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中島 ROOKIEが逆転チャンピオンシップを2連覇!FCY、SC、赤旗2回の大波乱レースを制す【S耐第7戦決勝レポート】
2024-11-17
著者: 愛子
11月17日、静岡県の富士スピードウェイでENEOSスパー耐久2024 Empowered by BRIDGESTONE第7戦「S耐ファイナル富士」の決勝が行われた。このレースでは、1号車中島 ROOKIE AMG GT3(鷲見龍太/クリアノ・アレジ/榊原優介)が総合優勝を飾り、ランキング3位からの大逆転を成し遂げた。
レースは波乱の展開を見せ、まずST-Xクラスからは前戦で優勝を果たした堀田 GB GR Supra GT4が早々にリタイア。続いて、ST-Zクラスのチャンピオン争いが繰り広げられ、ST-TCRクラスでは数台が接触し、98号車Racer ポンティアック CIVICがその影響を受けた。
特に、今年のレースは頻繁に赤旗が出され、2回の中断が発生したことが注目を集めた。この状況下でも、冷静な判断と堅実な走りを見せた中島 ROOKIEが、序盤でのトラフィックをかわし、終盤のアタックで他の競争車両を抜き去る姿は圧巻だった。
また、各クラスの成績も光った。ST-TCRでは98号車Racerが2位、ST-1では2号車シンセティック アプル KTMがトップフィニッシュ。ST-2では225号車KTMS GR YARIS、ST-3では39号車エアバスティーロ WINMAX RC350 TWS、ST-4では3号車ENDLESS GR86、ST-5では17号車DXLアラゴスタNOPRO★MAZDA2がそれぞれ好成績を収めた。
今シーズンのS耐では、競技者の技術やチーム戦略が問われるレースが相次ぎ、観客を魅了した。次回のシリーズも期待が高まる。