健康

朝に自然光を浴びて糖尿病を予防!夜に明るい光を避けることも重要

2025-04-04

著者: 健二

夜遅くまで明るい光にさらされると、糖尿病リスクが高まることが判明

夜の光への曝露を避けることが、2型糖尿病リスクを低下させる簡単な方法であることが最近の研究で示されています。オーストラリアのフリンダース大学の研究によると、夜に強い光にさらされることが、基本的な生理機能に悪影響を及ぼし、血糖値を調整する能力に影響する可能性があるとされています。

研究者たちは、英国内で実施された大規模な研究に参加した62歳の男女8,790人のデータを分析しました。彼らは、光センサーで測定された7日間のデータを用いて、光への曝露が2型糖尿病の発症にどう影響するかを調査しました。

結果、夜間に長時間明るい光を浴びている人は、糖尿病リスクが1.29倍から1.53倍に増加することがわかりました。特に、寝る前の2時間から6時間までの時間帯に強い光にさらされることが、糖尿病リスクを高める要因とされています。

さらに、研究では、午前中に自然光を浴びることが、BMI(体格指数)が低く、肥満のリスクを下げる可能性があることも報告されています。早い時間に日光を浴びることで、体内時計が整い、健康的な生活習慣を促進することができるとされています。

「朝早くに日光を浴びることが、体重を管理する上で非常に重要です。適切な光の浴び方をすることで、生活全般に良い影響をもたらすでしょう」と研究を指導したフリンダース大学の研究者は語っています。

この研究は、日光の受け方を調整することで、糖尿病や肥満といった生活習慣病を予防する新しいアプローチを提案しています。日常生活の中で、明るい光にさらされる時間を管理することが、健康を守るカギになるかもしれません。

実際、日中に自然光を適度に浴び、夜には暗い環境で過ごすことが、睡眠の質を高めるだけでなく、健康全般に良い影響を与えるとされています。特に、糖尿病や肥満を気にしている方は、光環境を整えることから始めてみてはいかがでしょうか。