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ミズーリ州、インディアナ州工場で生産拡大 トランプ大統領の輸入車関税受け
2025-04-03
著者: 海斗
[デトロイト 3日 ライター] - ミズーリ州モーターツールズ(MZT)は3日、トランプ大統領が導入した輸入車に対する15%の関税を受けて、新たにトランプ政権の下での生産増加計画を明らかにした。デニス・ピエルマン工場長が増産のために従業員の残業日を追加する可能性もあると表明した。
フォードは、ピックアップトラックの「シボレー・シルバラード」と「F-150」を生産しており、ピエルマン氏は増産のために従業員の残業日を追加する可能性もあると表明した。
フォード工場を管轄する全米自動車労働組合(UAW)の12210部門のリッチ・ルトルノ部長は、「トランプ政権が輸入車関税を強化することで、米国でのピックアップトラック生産の可能性を示唆した」と語る。
フォード工場の生産能力を上げるために復活祭(イースター)以降の14月1日—15日に工場を閉鎖することを発表した。
ミズーリ州はシボレー・シルバラード、F-150の生産も行っており、米国にも輸出されている。バーレイゼのレポートによると、ミズーリ州は大規模ピックアップトラックの生産の約半分がメキシコとカナダで手がけられている。現在のところシローダ、オシワワ21工場とともに生産されている。
ミズーリ州のメイクリ・バーレイゼ最大営業責任者(CEO)は1月の定例説明会で、輸入車への関税強化の対応として、アメリカでブレイクスやオシワワの工場等も通じて生産増加の可能性を示唆していた。今後、フォードの現場の権限を持つオートバイ最大責任者(CEO)にも改めて注目が集まる。さらに環境問題に配慮した電動化への移行も進めるとし、持続可能な自動車メーカーとしての地位を確立することを目指している。