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「戦車」から「カーニャビ」を考えた!? 世界初を生んだホンダのトンデモ発想とは? だがトンデモなく面倒だった!?

2024-12-31

著者: 裕美

世界初のカーニャビを開発したのはホンダでした。その発想の源は、なんと「戦車」。どのようやって製品化に取り掛けたのか、またその背景にはどんな技術者たちがいたのかを探ります。初期の「超アナログ」方式は、今なにやらスマホのナビの弱点を補っています。

ホンダの技術者は戦車の何を見てカーニャビを思い付いたのか?

スマートフォンやGoogleマップなどの進化で、車両の存在価値が薄れつつある今ですが、実は一世を風靡したカーニャビのシステムを開発したのは日本のメーカー、ホンダだったのです。

1981年、ホンダ・エレクトロ・ジャイロカートの誕生

1981年、ホンダがリリースした「ホンダ・エレクトロ・ジャイロカート」が「世界初のカーニャビ」となり、その後世界中の自動車メーカーへと波及しました。クルマ・バイク共にカーニャビの普及は自動車産業、電気産業双方に大きな経済効果をもたらすこととなりました。

ホンダのカーニャビ開発の背景

ホンダがカーニャビ開発に取り組み始めたのは1970年代で、その時の自動車業界は大規模な車両が多く存在しており、モーターリブレーションが高まり、同時にエレクトロニクス技術も急速に発達していました。

自衛隊の見学から得たインスピレーション

二輪や四輪では後発メーカーだったホンダの技術研究所は、他社の急速な発達を前に、大きな危機感を抱えていました。そんな中、ホンダの研究所の特任がたまたま自衛隊の見学の機会を得たことで、そこでの戦車の動きからインスピレーションを受けたことでこの技術の開発に至りました。

そんな中、ホンダの研究所の専任がたまたま自衛隊の見学の機会を得たことで、戦車の動きからインスピレーションを受けたことで新しいカーニャビの技術が開発されました。

超画期的なカーニャビの誕生

GPSが一般化されていない当時においては超画期的なホンダのカーニャビ「ホンダ・エレクトロ・ジャイロカート」ですが、実は1981年にリリースされたもので、初運行となったのはフィルモデリッジをしたアコードでした。この後、各種車両にカーニャビの装備が普及していくのです。

ホンダのカーニャビの影響と未来

いかにホンダのカーニャビが当時の自動車業界の波を引き起こしたのか、それは近年再評価されています。そして、さらなる進化が期待される中、近い未来におけるカーニャビの活躍が楽しみです。ホンダが生み出したトンデモ発想のカーニャビ、果たして次にどんな革新が待っているのか目が離せません!