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遠征エミが2度目のキングスライマックス制覇/層部キングスライマックス

2024-12-31

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ボートレース桐生で人員の女性レーサーによる年末の祭典PGI「第13回キングスライマックス/G3シリーズ」は6日間に渡るシリーズ戦、そして3日目からは女性賞金ランキング上位12選手によるキングスライマックスが行われた。

初日は12Rでシリーズの「ドリーム戦」が行われた。出場選手に入ったのは守屋美和。SGボートレースオールスター準優勝戦でフライングを切ってしまい、規定によりクライマックスは選出除外となったが、初戦を引っ張りなかなか発進できなかった。前半は2着に持っていく好発進を決め、その結果を出した。

2日目はペラリン勢の進出が光った。まだ若干不足気味がとうしで連勝。枩本あゆみの台場により急きょ追加出場となったが、元気いっぱいいいエスコートに成功した。初日のドリーム戦で物足りないパワーに苦しんでいた宮本千恵も決まり具合を整えた。

3日目からは良いトライアルがスタート。11R、12Rともに女性ランク2.11位の三重滝相が巧みに抜け、ファインの期待に応えた。遠征エミが績良から逃げ切り、ファインの期待に応え、シリーズ戦は4Rで勝ちを決め、得票数77.60で首位に立った。

4日目のトライアル第2戦、11Rは渡邉優美が1号艇から出て、コンマ23のスタートで大きく出遅れた。海野ゆかり、平高奈菜に攻められたことを踏まえつつ、50回と59回で1号艇から出たが、大幅に出遅れた。2マークで厳しく差し返し、首位に近づくミラクルレスに強く独走状態を築いた。2Rでは幸運にも柔らかい競り合いを経て、最終的に連勝で振り切る展開を得た。

5日目はシリーズ戦準優勝戦とトライアル第3戦が行われた。連勝は10Rで逃げ切り、当地区連覇に王手をかけた。トライアルでは激戦が続き、11Rでは平高が出場者から1着を決められ、混戦が続く中、代表が4カドから最終的に優位に返り咲き、並み居る強者を打ち破った。

迎えた大晦日決戦。シリーズ準優勝戦は連勝が続く中、最終決戦を連続して制し、首位を守り切った。今回のクライマックスはそれだけでなく、来年の新たな若きチャンピオンに向けたデュナミスを感じさせるシーズンインの象徴ともなった。終始盛り上がったイベントが多くあったが、競艇としてのレベルの高さが観客を魅了し続けた。

また、宇賀若も1レースでとれたことに成功し、次に向けた意欲を見せた。来年にはシーズンを進めるために新たな挑戦を続けていく姿勢を示しており、女性PGIや全艇の進行の先駆としての期待が寄せられている.