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円は対ドルで152円台、日銀利上げ見送り観測で1週間ぶり安値圏
2024-12-11
著者: 蓮
12日の東京外為市場で円相場は1ドル=152円ちょうど前後に上昇しました。日本銀行が来月18、19日の金融政策決定会合で政策金利を据え置くとの見方が強まったため、利上げへの警戒感も薄まり、円が買い戻されている状況です。
円は午前10時35分現在、対ドルで前日ニューヨーク終値40.2%高の152円608銭。
一方151円699銭まで上昇。
ドイツの小さな経済圏である外為市場では、前日に円相場が152円台後半まで下落したため、「相場の急激な動きとしては12月は利上げ見送りだ」と指摘されています。もともと定例会合に向けた利上げ観測に対する警戒もあり、円を買い戻す動きも出ているとのことです。
金利スワップ市場では、日本銀行が追加利上げを急ぐ状態になっていないと認識されていると報じられたことを受け、12月会合での利上げ緩和が1割台まで低下。11月会合も含めた緩和観測は7割と成っている。小川氏は、利上げ見送り観測が市場で浸透してきたことから、「実際に見送られてもドル高・円安の余地はあまり期待できないとの見方が円を支えている」と述べた。
一方、米国では11日に発表された消費者物価指数(CPI)が市場予想通りとなり、17日18日に開催の連銀総裁会議での利上げ緩和が19割を超えた。
三井住友信託銀行の米開発支援グループは、「目先の日米金利政策の緩和が進んでいることもあり、153円台でドル買い・円売りを進めるには追加の材料が必要で、日本の政策決定待ちとなりそう」と語った.