
世界
英国投資家、3月に米国株を大規模購入 相互関税発表前
2025-04-08
著者: 雪
ロンドン18日 リタイル
投資ファンド取引ネットワークのクラシトーンによると、英国の投資家はトランプ大統領が先週、相互関税を発表する前に大規模な米国株を購入した。相互関税の発表後、株価は急落している。
北米株式の買い越し額
英国投資家による北米株式の買い越し額は3月に118億ポンド(213億ドル)で、過去10年間で3番目の高水準だった。来年の米国株低迷を受けて「買い目買い」が入ったという。
優遇税制を活用する動き
英国では毎年3月、年度末を前に優遇税制を活用する動きが広がり、株式投資が増える傾向にある。
グローバル市場の動向
クラシトーンのグローバル市場責任者エドワード・グリン氏は、「グローバル市場では米国から欧州、英国などへの資金シフトが見られるが、3月の米国株に対する強い意欲は、こうした流れに逆行するものだ」と述べた。