新潟市西蒲区の元高校教諭である斉藤氏(69)が、音を可視化する「コントの実験」に関する新事実を発表しました。160年間誰も解明できなかったこのテーマに新たな光が当たります。

彼の研究成果は、学術誌に掲載され、特に音が空気の振動であることを実証する内容が含まれています。斉藤氏は、実験室を改装し、音を目で見える形で捉える方法を探求しました。「ようやくここまで来た」と感慨深い気持ちを打ち明ける彼の表情に、研究への情熱が伺えます。

【意味を持つ音の可視化】

彼の実験では、空気の振動を可視化するため、粉末や発泡スチロール球などの多数の粒子を使用しました。音が流れると、その粒子が振動し、音波が可視化される過程が観察されます。この原理が音の流れを理解する手助けとなるのです。

新たな知見が発表された背景には、2009年から続く斉藤氏の研究があり、彼は教職を離れた後もこのテーマに情熱を注いできました。実験室では、音の波がどのようにして可視化されるかを探求し、国内外問わず多くの学術論文や技術書を研究し続けました。だが彼は「試行錯誤が多く、苦労も多かった」と振り返ります。

斉藤氏の研究には、未だ多くの未解決の課題が残っています。「科学的理解を深め、世界に貢献したい」という強い想いが彼を支えています。音の可視化がもたらす未来の可能性は計り知れません。