言語学習アプリのDuolingoは11月29日、国内ユーザー向けに「音楽コース」と「数学コース」の提供を開始すると発表しました。言語学習の知識を活かし、「総合教育アプリ」へと強化していく意向です。

音楽コースでは、Sony Musicとの提携により、気軽に楽しめるアーティストの曲に合わせて演奏できる機能を提供。お手軽楽器メーカーLoogとの提携もあり、Duolingo初のハードウェアともなるデジタルピアノの販売も開始されるとのことです。

これまでもDuolingoは、42の言語で合計100以上のコースを提供していました。短いレッスンや、ゲームのような要素、自身の世界観、テクノロジーを活用した効果的な学習法などで支持を集めてきましたが、音楽コースと数学コースにもゲーム感覚で学べる「Duolingoメソッド」を活用するようです。

音楽・数学コースは2023年11月から米国や一部の市場で提供が始まっており、日本国内でもスタート。学習教科（言語、音楽、数学）を1つのアプリ上で簡単に切り替えながら学べるようになります。

音楽コースでは、リズムの理解、楽譜の読み方、音の聴き分けといった基本的な音楽スキルの習得から、画面上に表示されたコードを使用して有名な曲を演奏するまで、多様な演習を通して楽しむことができます。またSony Musicとの協力により、音楽コース内ではSony Musicのアーティストの人気楽曲も演奏可能です。

学生や音楽愛好者にとって、Duolingoは無料で提供されるため、手軽に新しいスキルを学ぶ機会を提供しています。Duolingoは言語学習以外にも進化を遂げることで、多様なニーズに応える教育プラットフォームを目指しています。これからどのような新機能が増えていくのか、非常に注目です。