岩屋毅外相は10日の記者会見で、13日から韓国を訪問する予定であると発表した。この二国間の外交はここ7年で初めてであり、日韓関係がここまで深まった背景には、両国の歴史的な紆余曲折があった。岩屋外相は、日韓交流が60周年を迎えることを祝し、両国の信頼関係をより一層強固にすることを目指していると語った。

しかし、一方では韓国の政治混乱が続いている中での訪問に対し、成果が得られるのか疑問視する声が与党内からも上がっている。実際、現在の韓国政府の政策が受け入れられない場合、対話が進まない可能性も指摘されている。

「私たちは北朝鮮への対応も含め、引き続き日本、そして韓国が結束して進めるべきです。それにはまず、しっかりとした共同の基盤を築く必要があります」と岩屋外相は述べた。13日の会談では、両国の経済連携や安全保障についても重要な議論が行われる予定だ。

国民の間では、韓国での対日感情は依然として厳しい状況にあり、岩屋外相がこの訪問でそれが改善されるかどうか、注目されています。特に、訪問中の発言や行動が、どれだけの影響を及ぼすかが焦点になるでしょう。

また、韓国では先日、日本との関係を強化する必要性が高まる一方、内政への関心も高まっており、今後の政策にどのような影響をもたらすかが懸念されています。岩屋外相の訪問が新たなスタートになるのか、あるいは外交的な停滞を助長する形になるのか、見極めが求められています。