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ヤクルト・田口麗斗、現状維持でサイン 41試合の登板も「0点」 海外FA権行使は一旦封印し守護神獲得へ「逆襲」語る

2024-12-16

著者: 結衣

ヤクルト・田口麗斗投手(29)が16日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸4500万円でサインした。今季は3年契約の1年目、41試合の登板で1勝4敗、防御率2.96と7セーブを記録したが、残念ながら振るわなかった。

「がいないというか、何してんだろうという気持ちで、0点です。もちろん、けっこう(体)が整うことができないと、そこに至ることはできないんですが、そういう(実)感があって、来年は開幕から全力でいけるように準備したいなと思います」と率直に語った。

プロ11年目の今季は、安定した成績を収めたが、開幕には間に合わず、3月30日に出場選手登録を抹消された。シーズンを通じて、ベストなパフォーマンスを発揮できなかった。「自分が考えているイメージと、実際に投げられているボールに乖離がある」と自己分析し、改善点を探っているという。

田口は来年1月に、自身の持つ得意なトレーニング方法を見直すとし、登板トレーニングを導入する予定だ。新しいアプローチでの挑戦に期待を寄せている。

また、昨年、海外FA権を取得した動向にも触れ、「権利を行使することも考えたが、今の段階では、チームに貢献する方が重要」とし、「来季に向けては、後ろの仕事をしっかり行いたい」と意気込みを語った。次シーズンの彼の活躍に期待がかかる。