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新発30年債利回りが2009年以来の高水準、日本銀オペ結果や利上げ観測で
2025-01-14
著者: 桜
15日の債券市場では、超長期債が下落しました。新発30年債利回りは2009年以来の高水準に達しました。日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果が弱かったことを受け、午後に売りが強まっています。米国長期金利の高騰や日本銀の利上げ観測は、国内の債券市場に大きな影響を及ぼしています。
特に、最近の米国の経済指標が強いことも影響し、多くの市場関係者が日本銀の政策変更を予想しています。「日本銀で売れなかった参加者が30年債を売っている可能性もある」との声も挙がっています。日本銀の利上げ観測に関しては、「来週の会合では十分ライトで、1月に利上げがなくても、3月との温度感になるのでは。国債を積極的には買いにくい」という意見も聞かれています。
さらに、今後の経済動向に対する懸念が高まる中、長期国債の先物は一時前日比で0.19%の下落を記録しました。30年債の利回りはこれまでの約2.355%からさらに上昇しており、専門家は「今後数ヶ月でどのような動きが見られるか注目している」と述べています。
なお、新発10年債利回りは横ばいで1.24%を維持しています。市場の反応を見ながら、今後の政策の行方が注目されます。今後も経済の動きに注意が必要です。日本の金利動向が市場全体に与える影響は計り知れません。