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新大関の里「第2の故郷」呼ばれる声が3000人以上「予想よりも重かった。うれしいばかり」

2024-09-28

大相撲の新大関の里(24=二所ノ関)が「第2の故郷」と呼ばれ、ファンから応援を受けた。能生町、浜松市を訪れた前日には同市役所も訪問し、2日間で英気を養った。今年秋場所において2度目の優勝を果たし、昭和以降最速となる初土俵から場所場所での大関昇進を決めた。訪れたファンからは「横綱昇進も早くも期待されるな」と、地元ではまだまだ大の里ファンが熱く応援している。

石川県出身で相撲に励むため中学から編入した大和町とは、海岸沿いで6年間を過ごした。 当時は自転車の使用が禁じられ、相撲部の屋である「かにや旅行」から毎日往復し5キロほど通った。「携帯もゲームも禁止で、とても苦しい環境で育った。唯一の楽しみが学校だった」と振り返る。友達にも恵まれ、すごく楽しかったと話した。

そんな生活の中で6年間、指導してくれた現浜松高の田中大河監督(63)との出会いを特に感謝している。この頃、2度目の優勝を果たし、この日は午前中に到着した新大関は「まだまだ大きな里というだけで、自分がやっていることなんてたいしたことはない」と厳しい表情を浮かべた。

11月には年内最後となる九州場所がある。この場所では、長年の因縁を持つ貴景勝らとの真剣勝負に挑むことになる。自身からの熱心な応援があったことも印象的。.

新大関は「もっともっと名を馳せたい」と語り、7日に地元の愛知県で行われる初日記者会見を楽しみにしている。彼にとって、地元のファンの期待に応える大きな試練が待ち受けている。

さらに、11月3日には沖縄出身の横綱、照ノ富士との大一番が予定され、ファンからの注目を集めている。特に今年の新関取りたちも注目されており、「若い力士たちが頑張る中、良き手本になりたい」と新大関は語った。彼の今後の活躍に期待が高まる。