科学

小型望遠鏡で捉える木星の衛星Ioの火山活動、長期観測で得られた新たな成果

2024-11-01

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太陽系最大の衛星である木星を周回する衛星Ioは、火山活動が活発であることが知られています。Ioは、火山性ガスが宇宙空間に放出されており、その持続的な変化を東北大学などの研究チームが20年以上にわたり観測してきました。観測に使用したのは、サメルメージという口径10センチの小型望遠鏡です。このデータ収集により、Ioの火山活動の詳細が明らかになり、特に大規模な火山や探査機には追い付かない小型望遠鏡の長期観測の重要性が証明されました。