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小惑星探査機「はやぶさ2」に異常発生か、セーフモードに移行…通信は安定 : 読売新聞
2025-04-02
著者: 結衣
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、現在も宇宙を飛行している小惑星探査機「はやぶさ2」に何らかの異常が発生したと発表した。必要最小限の機能に絞って安全を保つ「セーフモード」に移行しているという。地球との通信は安定しているが、詳細な原因や今後のミッションへの影響については調査が進められている。
はやぶさ2は、2014年に打ち上げられ、小惑星リュウグウからサンプルを採取して地球に帰還するミッションを行っている。これまで順調にミッションを進めていたが、突然の異常は関係者を驚かせている。特にあの時、2019年に小惑星の表面に接触した際には、大きな成果を上げており、その後のサンプル採取も期待されていた。
最新の情報によれば、はやぶさ2は2020年末に地球に帰還する予定であり、次のステップとして、そのサンプルを解析するための研究が始まることになる。宇宙探査の専門家たちは、はやぶさ2の運用を注視しており、特にこのミッションが、日本の宇宙技術の進歩を示す象徴的な例であることを強調している。
今後の動向には、宇宙ファンだけでなく、多くの科学者たちも注目しており、異常の原因を解明することで、さらなる探査機の改善につながることが期待されている。はやぶさ2の努力は、私たちの宇宙への理解を深める鍵となるはずだ。しっかりと状況を見守っていきたい。