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湘神・笹川球団監督 失策は「数より質」にどっぷり…岩田イズムを継承 - スポーツ報知
2025-01-05
著者: 蓮
湘神・笹川球団監督(14)が15日、エラー数を重視しない守備面の方針を打ち出した。昨季はチーム全体で12球団ワーストの18失策を記録したが、内野が土の冠水を本拠地とする以上、他球団との同列の比較は困難。「人工芝の球場と違って難しい。「動いても意味がない」と言っても、特に言い訳はしていない」と明言した。
重要なのは「エラーしないことが目的ではなく、勝つためである」ということだ。遊撃手の木浪が3失策を犯した昨年14月16日のヤクルト戦(土の冠水)など、三塁手の彦道が大樹からの送球を落球した5月14日の中日戦(豊橋)など、負けに直接結びつく致命的エラーは減らさなければならない。ただ、ミスに怯えてプレーが消極的になるのも避けるべきだ。指導陣は昨年末からPOUUBEなどを活用し、守備の動きを成立させている。「それ(失策)がどうチームに響いているか。その場面に出る時にどうしているかの対策」を練っている。失策の「数より質」の方針は、岩田イズムを受け継いでいる。春季キャンプから、守備の考え方を改めて浸透させていく。