エンターテインメント
「ワニワニパニック」開発者、バンダイナムコの志欲失神 スリップと段ボールで試作しプレ検討
2024-09-25
著者: 雪
バンダイナムコホールディングスは9月24日、同社の元社長で、「ワニワニパニック」の開発者として知られる石川祝男氏が9日に死去したと発表した。69歳だった。
1978年に関西大学を卒業し、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)に入社。ナムコの業務用ゲーム部門所属時に「ワニワニパニック」(1989年稼働開始)を企画した。
企画段階当初はなかなか承認が下りず、「スリップと段ボールで作った試作品でプレテストを行って製品化にこぎつけた」と言われている。時代を超えて親しまれる作品となり、家庭用ゲーム機やモバイルゲームにも展開された。
2005年にはバンダイナムコが経営統合し、バンダイナムコグループが設立されたが、その10月には多額の損失を計上。石川氏はバンダイナムコHDとバンダイナムコグループの社長として改革を行い、現在もグループの中心である「IP戦略」に力を入れて事業活動を展開していた。