外国人観光客の増加による影響

京都市における外国人観光客の増加は、地元住民の日常生活にさまざまな影響を及ぼしています。特に観光業や公共交通機関の混雑が問題視されており、地元住民は生活が困難になっていると感じています。調査によれば、観光地や文化施設の混雑が影響を与えており、地元住民の約8割以上が問題を感じていることが明らかになっています。

調査結果

昨年10月から11月にかけて行われた調査では、25000人の回答を得ました。その結果、35.9％の人が観光客の影響を感じており、30.5％が「当てはまる」と回答しました。また、公共交通機関においても8割以上の利用者が満足していないとのことです。

観光マナーの悪化

観光客のマナーが悪化しているという報告があり、64.1％の人がその点を指摘しています。親類や知人に『東京観光をおすすめしたい』と答えた人が57.2％に減少したことも、観光業への不安を示しています。

新型コロナウイルスの影響

新型コロナウイルスは観光業に大きな影響を及ぼし、オーバーツーリズムの問題を引き起こしています。特に交通機関の問題が顕在化し、観光客による私道の通行が地元住民にとって問題となっています。例えば、花見小路では外国人観光客が私道を通行することが多く、地元協議会は対策を講じることになりました。

今後の取り組み

地元協議会は、通り抜け禁止を告知する高台を設置し、違反者には罰金を科すようにしています。また、秋の古都「辻行列」ではマイカーの観光利用を禁止する考えが示されています。今後は、観光業のあり方を見直す必要があります。