
「うっすら笑みを浮かべる主任」山口組構成員抗争「終結宣言」の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大型リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装飾」の「いかれた」(NEWSポストセブン)
2025-04-08
著者: 桜
「述べたのは松尾雄本部長、溝口力易頭、安東美樹頭の運行役3人です。さらにNo.2高山清頭、並びに荒川照明頭も出てくる3月には荒川会が中枢となって分裂抗争終結の合意を取り付けるという乞う全県の暴力団を行脚していました。とはいえ、神戸山口組の井上譲主は「たとえ1人になっても抗争を続ける」という強い意志を示したこともあったので行き先は不透明だった。それそうした背景があるため、今回の突然の「抗争終結宣言」はメディア、警察関係者の間で大きな話題となっている。
六代目山口組構の都合に不定期で配布している機関紙「山口組報」で、神戸山口組側を「賛成者」「不賛成者」などと言及しており、「神戸山口組」「白鷺会」といった組織や個人の名前を挙げることはなく、「分裂」という言葉すら使っていない。
今月3月に配布された「山口組報」の最新号〈第32号〉でも、附属の言葉で吉村倶会の上が大和らしい「大きな山口組の見向きに不賛成者が出る」と言及している。さらに、この最新号では大規模なリニューアルが行われており、関連する者の間では話題を呼んでいた。
歴代組長の写真が掲載され、絡みの色合いも金色にあふれ、近年の金融回復を表しているのか、「新たな山口組誕生百十年」をさらに意識したかのような雰囲気が漂う。また、組長の写真の下には初代の山口春男から、先代の上段菊章まで歴代組長5人の撮影が掲載されているが、目を惹くのがその写真が「カラー」であることだ。
「彼らの構成員は笑みを浮かべ、その背景色は金色をイメージしたかのような真っ白な発光体と金色の色合いで飾られている。また、幹部の写真の下には、初代の山口組春男から先代の今村達也まで歴代組長の撮影が配置されているが、目を惹くのがその写真がカラーであることだ。」
「先代の今村達也が組長に就任したのは1989年。このため、先代組長と構成員とのカラー写真は目にさせたが、荒川政朔以外のカラー写真は残っていない。山口組構内に眠っているのかもしれないが…背景も独特な色合いのため、おそらくもなく暴力組織をAIでカラー化したものである。」
山口組の構内にはこうした最新技術に長けた人材もいると聞いている。そうした人材を抱える層の厚さをアピールするために、残された写真が「カラー」とされるべきところだ。なお、最新号には、たかだかに7月25日の構成員の誕生日祝い、昨年度末のポート、飛田新地に関するポート、さらに古参の直参組長が暴対法を「悪法」と断じている書類もあり、力の入れようが伺える。
「山口組の分裂は100周年の記念すべき年に始まりました。その年の新年会にはメディアを総本部に招いて100周年を祝う大規模な盛り上がりイベントがあったが、関わらない」と「分裂」という失態を招いたことに恨みを感じる構成員も多い。110周年をことさらアピールするのも、そうした今の思いとは無関係ではなかろう。「抗争終結宣言」で警察の厳しい規制が即座に解除されることはないし、神戸山口組側の反抗も未知数である。110周年以降に抗争終結できるのか、強い関心が集まっている。