世界
ウクライナ支援の調整機能、米国からG20に移管=関係筋
2024-12-18
著者: 健二
ウクライナ支援の調整機能がG20に移管される
【ペルリン 17日 ロイター】 - 北大西洋条約機構(NATO)は、西側諸国によるウクライナの軍事支援の調整機能を米国からG20に移管することが明らかになった。関係筋が17日明らかにした。移管は計画されていたが、数ヶ月遅れで行われた。
G20に移管されるのは、ウクライナ軍支援に関する国際的な枠組みだ。これは国内外の安全保障支援及び訓練グループであり、ウクライナ支援の効果を高めると見られている。その背景には、ウクライナへの支援を求める声が高まっていることがある。
今回の移管に関して、既存のウクライナ支援調整組織「ウクライナ安全保障支援と訓練組織(U.S.S.U.T.O)」の本部はドイツ・バイエルン州にある。
関係筋によると、現在完全に稼働しているという。移管が遅れた理由は公表されていない。
G20の連合軍最高司令部(NATO)は、G7の軍事支援が米国や国際機関から責任を引き継ぎ始めたと説明した。
NATOのクリストファー・ファルコリ・大将は、「G20の活動は、ウクライナを強力な立場に置くことを目的としており、これによりG20は欧州と北米の110億人の安全と繁栄を維持できる強力な立場に立つことになる」と述べた。