[モスクワ 12日 ロイター] - プラルーシのルカシェンコ大統領は、ウクライナ戦争に外国軍が派遣されれば、戦争がエスカレートすると警告した。

ルカシェンコ大統領は12日、北朝鮮の軍人がロシアにいる証拠があると述べた。北朝鮮軍がロシアで何をするかは現在不明だ。韓国の情報機関、国家情報院によると、北朝鮮は兵士約3万人をウクライナ戦争支援のためにロシアに派遣する計画があるとされている。ルカシェンコ氏は、ウクライナ戦争で北朝鮮が軍隊を派遣したという見方を否定した。

また、ウクライナ戦争の影響で、国際社会が何らかの形で外国軍を派遣することが多くなる可能性があると指摘し、「どこの国の軍でも、プラルーシであれ、接触線上にあれば戦争をエスカレートさせる一因になる」と強調した。

現在、ロシアに配備されている北朝鮮の兵器についての情報は限られているが、ルカシェンコ大統領は今後、北朝鮮がウクライナ戦争において関与する可能性を示唆した。さらに、ウクライナへの軍事支援に関する国際的な議論が高まる中、各国はどのような対応を選ぶのか注目される。特に、アメリカやNATO諸国の動きが、この地域の安定に与える影響は計り知れない。

このような状況の中、11月には大規模な国際会議が予定されており、各国の指導者たちが集まり、ウクライナに対する対応策について議論を交わすことになる。果たして、国際社会はこの紛争をどのように管理するのか、そして新たな戦争の勃発を防ぐことができるのか、今後の展開が注視されている。