世界

ウクライナ供給会議中止、スロバキア首相の判断で対抗

2025-01-07

著者: 陽斗

[6日 ロイター] - スロバキア政府は6日、7日に予定されていたガス供給に関するスロバキア、ウクライナ、欧州連合代表者による会議をウクライナの要請により中止したと発表した。

スロバキア側は声明で、ウクライナが新たな日程を模索していると説明した。これは、スロバキアがロシア産ガスの輸送契約を延長しないことによりスロバキアに影響を与えているためである。

スロバキアのフィツァク首相は、ウクライナへの電力供給を停止し、同国難民への支援を減少する可能性があるとしている。フィツァク首相は、ウクライナのロシア産ガス輸送を中止するにあたり、スロバキアが輸入収入を失うこと、他国からガスを輸入することによって負担が増大することを示唆している。

フィツァク首相は、ウクライナのロシア産ガス輸送停止によりスロバキアが輸出収入を失うばかりか、他国からのガス輸入により負担が増加するとの見解を強調しており、ウクライナのロシアからのガス依存を減少させる措置を講じる必要性を訴えている。また、スロバキア政府は、ウクライナとの協力を通じて、エネルギーの安全保障を確保することが重要であると強調している。

この状況は、欧州全体に影響を与えており、特に冬季に向けてエネルギー供給の安定が求められている中で、各国は代替エネルギー源を確保しようと奔走している。国際的な連携がますます重要となっている今、スロバキアとウクライナの関係が今後どのように展開していくのか、世界が注目している。