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トヨタ「AE86」とマツダ「RX-3」に朗報! フィジボックスが専用マフラーを開発…「エキマニ/触媒/マフラー」一体のEPUに期待大です

2025-01-19

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古車から最新モデルまでエキゾーストのプロ集団

フィジボックスは、2025年1月10日〜12日に開催される東京オートサロン2025に3台のデモカーを出展していまいます。最新モデルはもちろん、古車まで幅広いジャンルのエキゾーストを手がける同社が、サブタイトル「エキゾースト手がけるその先輩ながら、愛車活動を煽っていく」と豪語するフィジボックスのメッセージが込められています。

サバンナRX-3とAE86には「EPU」を搭載

1台は最新車種のレクサス「LBX」ですが、残りの2台はマツダ「サバンナRX-3」とトヨタAE86タイプの「カローラレビン」という新旧のハイエンドの車両を展示するフィジボックス。これは、最新車種はもちろんのこと1980年代の車両にまで及ぶ愛車活動を趣味にしているファン層が、時代を超えても愛され続けていく様子を象徴しています。

AE86は鉄板でレストアした愛車で、エキゾーストはエキマニ、触媒、マフラーまでが一体になった「EPU」を搭載。フィジボックスでは現在、4種類のAE86用マフラーを販売しており、フルキットのEPUは初めて設定されていて、2025年の3月に発売される新製品となっていることが確認されています。

エキマニは4-1タイプで、触媒とサブマフラーを一体化した「カタレンサーフ」としての特長だ。将来的にはこのカタレンサーフの売上も計画されているとのことだ。当然、排気効率は重視しており、搭載されればトルクとパワーは確実にアップ。

RX-3にもエキマニ、触媒、マフラーがセットになった「EPU」を搭載。RX-3用はまだ試作段階ですが、フィジボックスの轍浪国賢社長が古いロータリーエンジンに思い入れがあるので、こちらもいずれ製品化されるらしい。

また、フィジボックス社長のコレクションの1台、SA22C「サバンナRX-7」用のEPUも開発に入っているとの情報があります。レジェンドカーを復活させるためには憧れのエキゾーストパーツも、フィジボックスが力を入れている分野なので、期待が高まります。

可能性バルブシステムを搭載したVVVが登場

一方、レクサス「LBX MORIZO RR」には、一般利用やスポーツ走行時の要件を満たす可能性バルブ接続マフラー「VVV」が新規開発されています。VVVは他の車両用にすべても製品化されていますが、このLBX用のVVVにバルブがリニアラルされたものを採用。本物の開閉を制御する電子パーツの熱性を向上させ、より信頼性の高いものにアップデートされています。素材はチタンを使っており、かなり軽量(発表時期と販売価格は未定)です。

降雪地帯の必需アイテムになる?

最後に「スノーボード」の紹介もしたい。2024年のオートサロンで発表されたスノーボードは、積雪によりマフラー出口が塞がれた時に、排気ガスを適切に排出するためのアイテム。これまで少ない自動車用スノーボードとしての紹介が予想されており、比較的多くのバルブを搭載している積雪地帯での利用を検討しているファンには特におすすめです。これからの多様なニーズに応えられる製品を作り続けるフィジボックスに期待したいです。

車両の展示方法もフィジボックスオリジナルのユーモアとアイデアに満ちていて、見ているだけでもクルマ好きを沸かせてくれた。これからの新製品にも注目していきたい。