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トヨタ 中間決算 売り上げ過去最高も営業利益は減 | NHK

2024-11-06

著者: 愛子

トヨタ自動車の2023年度の中間決算が発表され、売り上げは過去最高を記録しましたが、営業利益は前年同期比で減少しました。具体的には、4月から9月までのグループ全体の決算は、売上高が5.9%増の23兆6284億円に達しました。この時期の売り上げはこれまでの最高記録です。

しかしながら、本業のもうけを示す営業利益は3.7%減少し、2兆6464億円となり、最終的な利益も26.4%減少の1兆9071億円となりました。この2年間での利益の減少は懸念材料として浮上しています。

減益の要因として、世界的な半導体不足や、原材料の価格高騰が影響しているとされています。また、国内外の販売台数は増加したものの、主力車種の販売急減が大きな課題となっているとのことです。

一方で、2023年から始まる全電動車両の展開に向けた投資も進めており、EVの生産増加に力を入れる方針が示されました。特に北米市場でのEV開発は重要視されており、今後の業績回復に寄与する可能性があります。

トヨタの社長は、「半期の業績は厳しかったが、後半期には新モデルの投入やEVの強化を図り、利益を再度引き上げたい」と述べました。市場の動向や消費者のニーズに応じた柔軟な戦略を打ち出すことが不可欠となります。