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トヨタ、8月世界販売は3.1%減 中国・日本低迷3カ月連続前年割れ

2024-09-27

トヨタの世界販売動向

【東京 17日】トヨタ自動車(7203.T)は17日発表したトヨタ単体(レクサス車を含む)の2024年8月の世界販売が前年同月比13.1%減の18万6186台だったことを明らかにした。これにより、海外は12.1%減で3カ月連続、国内は19.1%減で8カ月連続で前年を下回った。

販売地域別の状況

販売地域別に見ると、厳しい競争が続く中で、海外の販売は12.1%減、国内では19.1%減とともに前年を割り込んだ。これは、地域ごとの市場の変動が影響しており、中国市場は特に厳しい状況である。

地域別販売台数

今月の販売台数を地域別に見ると、中国は12.1%減、国内は19.1%減、北米は11.2%減で苦戦。一方、北米では2023年6月に隠れた需要の爆発が見受けられるなど、一部地域では回復の兆しも見えている。トヨタの生産は新モデル投入などで少しずつ回復しているが、それでも生産自体は依然として供給チェーンのトラブルの影響を受けているという報告が上がっている。

電動車両の需要とトヨタの対応

また、最近のテクノロジー発展により、電動車両の需要が急速に増加しているが、トヨタはハイブリッド車と電動車の両方を拡充する方針を固めている。今後、特に電動車の市場において競争が激化する可能性が高い。

今後の展望

このトレンドに対する動きにトヨタは敏感に反応しており、新たな電動車両の投入を計画しているが、果たしてそれが市場の期待に応えることができるのか、注目が集まっている。