世界
トランプ氏指名の次期国連大使、ウクライナ支援から転向か
2024-11-14
著者: 葵
(CN) トランプ次期米大統領が新政府の国連大使に指名するエリス・ステファニク氏は、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの強い支持を表明していた。しかし、今はトランプ氏の主張に沿った立場に転向していることが懸念されている。
ステファニク氏は2022年、ロシアのウクライナ侵攻が激化する中、ウクライナを北大西洋条約機構(NATO)への加入に向けて強く支持する発言をしていた。前述の背景から、一部では彼女がトランプ政権の外交方針に従うように「少しずつ変わりつつある」という見方が広がっている。
また、彼女は自身が所属する米下院では、ロシアの侵略行為に対抗するための武器提供を推進する意見を示していた。これに対して、トランプ氏の発言が以前のウクライナへの支援とは異なる内容に変化しているため、選挙区でも懸念の声が上がっている。
彼女は最近、米国の国益、特に中国の影響力に対抗するためにはウクライナへの支援は「継続すべきではない」と発言し、その後、過去の発言が相反する形として公に批判されている。
トランプ氏の影響力が再び強まる中、ステファニク氏の立場がこれからどう変化していくのか、注目が集まっている。政治アナリストたちは「ウクライナ支援についての立場を再評価することは、彼女のキャリアに大きな影響を及ぼす可能性がある」と指摘している。
加えて、米国民の間でもウクライナ支援に対する支持が低下しているという調査結果が出ており、トランプ氏が再び大統領候補として浮上する中で、国連大使ポストへの適任者かどうかが厳しい検証を受けることになるだろう。彼女の動向から、今後も目が離せません。