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トランプ氏、円満ミーティングの裏で...FBや政敵への「政治的復讐」のため司法長官に信任者起用:読売新聞
2024-11-14
著者: 弘
【ワシントン=田島大志】米国のトランプ前大統領は11月、バイデン大統領に円滑な政権移行を促進するための政権移行チームに初めて加わることになった。バイデン氏は4時間の会談を行い、「お帰りなさい」と呼びかけた。トランプ氏は会談後、「政治は厳しく、あまり良い世界ではない。しかし、今日の世界は明るい」とバイデン氏の態度を見て感じたことを語った。
ただし、新旧大統領の間に円了承が見られたとはいえ、トランプ氏は今後の法的争いで特定の法律政策を目指していることが明らかになった。特に、彼は司法長官に信任者を起用し、自身への攻撃対象となっているFB社の規制に強い姿勢を表明している。
トランプ氏は自身の法執行機関への支持を強調し、「基盤を強化するための戦略的な法的環境を整える」と述べた。これにより、彼の政敵に対する「政治的復讐」が新たな局面を迎える可能性があると指摘されている。
さらに、トランプ氏は新政権に対しても強硬な姿勢を崩さず、今後の大統領選に向けた備えを進めている。彼の指導する共和党内でも支持基盤の強化が急務とされ、党内での結束を図るための戦略を練る動きが見られる。
また、11月13日にはABC通信が公開した世論調査で、共和党内のトランプ氏の人気が依然として高いことが示されており、彼の影響力は今後も続くと分析されている。この状況に対して、民主党からは警戒の声が上がっており、まさにトランプ氏の復活が現実味を帯びつつある。